突然のめまい 病名=良性発作性頭位めまい症 の発症と治療及び経過

ある朝、ベッドから起き上がろうとした時に急激なめまいに襲われて起き上がる事が出来なかった。一旦は上半身を起こせるのですがすぐに倒れてしまうのです。すべての始まりはここからでした。(この時は一時的な血圧の変調? 等と 自己診断をしていたものです)

ところが、この症状が翌日も、翌々日も続いたのです。症状も朝起き上がる時だけではなく夜寝る時や頭を動かした時にもめまいを感じるように成っていました。ただ、この頃は吐き気とかも無くめまい自体は数秒~20秒程度で収まっていました。

そこで、「めまい治療」と言うキーワードで病院を探してみると「脳神経外科」がヒットしました。この医院は近所だし院内に MRI を完備していると言う事だったので検査して貰えば早めに何か原因が見つかるかも知れないと考え受診してみる事にしました。

初診で受診した際、医師に前述の様なめまいがあるので来院したと事情を説明しました。すると、医師の口から出た言葉が「あ~~」と最初に一言。続いて出た言葉が「なでしこJAPANの澤 選手と同じ様な病気の様ですね」と言う事でした。

「とりあえず、MRIをとって診てみましょう。」と言う事で別室のMRI撮影の部屋で順番待ちに成りました。

「頭部のMRIを撮りますので、外せる金属は全て外してください。」と言われ、手術着らしきものに着替えて待合室で待機する事数分。名前を呼ばれてMRIの場所まで移動します。

「これから撮影を開始しますが約20分程度の時間を要します。途中で気分が悪くなったりしたら手を上げてください。制御室から見ていますから。」と言う事で撮影開始。

オープンタイプのMRIなので、一般的なトンネルに突入する形態の機械よりはとても静かに感じる。撮影を行っている間は「ガーガー」、「音が消えたり」、「ゴトンゴトン」等と賑やかであります。

撮影が終了しても多少耳鳴りが残っている様な(気のせい??)感じがしましたが私服に着替えてから医師のもとに向かいます。医師の机上にはMRI撮影されたデータLANでリンクされていて既に画面に表示されていました。その画面を見ながら医師が説明を始めます。

こちらが右の耳、こちらが左の耳、・・・・ 等と説明を続けながら少しづつ場所を移動して画像を解説していきます。結論的には「脳には異常は見当たりません!安心してください!」と言い切った後に現在の症状の説明に入りました。

まずは病名から、病名は「良性発作性頭位めまい症」と言うものだそうです。良性と付いているだけで何となく安心させられます。内容を詳しく説明してくれたので同じような症状の方が参考になる様に書き残しておきます。
医師の説明は「人間の耳の中には三半規管と耳石器官があり、そこが身体の均衡を感じるセンサーの働きをするのです。三半規管とは水平を感知する(水平半規管)、上下を感知する(垂直半規管)、前後を感知する(後半規管)と言う3種類の【半規管】があります。耳石器官には、有毛細胞という毛が生えた細胞の上に炭酸カルシウムの砂がのっています。体が動くと、慣性で砂と毛の間にずれが生じます。 あなたの場合にはこの耳石が何らかの原因で離れてしまい、それがめまいの原因に成っています。」と言う説明です。

治療方法としては、離れた耳石が半規管から出てしまえば治ると言う事なのです。手術とかで出すと言うのではなく現在は水の中に浮いている状態なので、そのまま半規管の外に出る様に体を動かすのが一番の方法らしいのです。

では、どうやって出せばいいのか? と言う事ですが医師が言うには「散歩」がいいと言う事でした。でも普通の健康維持のための散歩方法では無くゆっくりとした速度でいいから「キョロキョロ」と目を動かさずに頭ごと動かして見回しながら散歩してくださいと言う事でした。そうしてる内に自然と耳石が半規管から出されて行くのでめまいが収まってきます。
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念のため漢方薬も処方しておきますからと言う事で処方された漢方薬 【 ツムラ39 苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ) 】を調剤薬局で受け取り帰宅します。この薬の効用としては(めまい、ふらつき、いらいら、神経過敏、動悸、息切れ、頭痛、等の内容が記載されています。)

この薬を飲み始めて1週間経過後、再診に訪れ医師に対して「まだめまいが残っている」と伝えると「では、もう少し薬を出しておきましょう。」と言う事で同じ漢方薬を追加処方となりました。

結果、追加処方された頃から徐々にめまいが緩和されてきて、今はほとんど気にしなくていい程度に軽減しました。